9月18日 ~不思議な気持ち~
昨日17日は 昨年臨んだ『丹後ウルトラマラソン』の21回開催日である
今思い出しても、尋常でない暑さと、それを上回る人々の熱量・・・
その余韻を昨日、今日と見ず知らずの本年度のランナーのつぶやきを読みながら思い出さずにはいられなかった。
競技前、競技中・・・いったい自分は何のためにこんなにもしんどいことをしているのか・・・
涼しい部屋
冷たい飲み物・・・
わざわざ高いお金まで出して・・・いったい何を考えているのだ!
が
が・・・あの時あの沿道でいただいたコーラの旨さに勝るものを自分は知らない。
あの時
この人見知りに対して 多くの沿道の観衆がかけてくれた『がんばれ!』の言葉の重さを忘れたことはない。
『必ずゴールしなさい』と言って 私をゴールに導いてくれた関係者の気持ちを忘れたことはない。
あの時の自問自答を繰り返し、何も考えられなくなり、それでもただ『前を!前を!・・・』としか思えなかった純粋な気持ちしかない自分を知らない。
『受験』を迎える生徒を預かってそれを生業にしている自分として、この答えのないレースに生徒を連れていく怖さは日々ある。
が、彼らにも味わってほしい
彼らにも体感してほしい
しんどいことの先にある風景を
その風景は自己が今錯覚している限界点の向こうにあるものであると・・・
生徒も私も、まだまだいける!
昨日のレースも完走率は50%を切っている・・・
同じスタートラインに立ちこのレースに臨むため、日々練習を欠かすことなく続けてきた大の大人の所業である・・・
昨年もレース後半に熱に負けて レースを棄権せざる得なく 大の大人が泣きじゃくっている姿を見てきた。
成功の光の影には、失敗してうずくまっている人がいる
たかだか100㎞の中にさえ、そこでしか見ることができない風景もある。
本年度は堀居の学年
よってこの連休中も堀居は進路に関して、中三生と綿密な懇談を行っている。
私は本年はサポート
一切進路指導には口を挟まない・・・が、自分の教科には責任をもって対応していく。
それでも失敗はある
だからこそ 日々を全力で過ごしている。
本当に自分は馬鹿なのであろう・・・
あれほど自分の気持ちと体力を削り取る大会に憧れ似た気持ちで来年度の参加を決めてしまっている。
この一年 ほったらかしてきた自分の体を恨みつつ
来年の9月17日(祝)
私はあの灼熱の丹後に帰ろうと決意している。