3月7日 ~千秋楽~
十一年目の受験日前日
まもなく授業を終えて彼らはこの塾を去っていく
私自身の彼らに対する授業は昨日に終わらせて、私自身は今病室にいる。
彼らが明日 受験に臨むと時を同じくして私も昔痛めた左目に再度メスをいれる。
私は心が狭かったのであろう
マラソン大会に参加した初めのころ、沿道からの応援に
『人のことだと思って・・・勝手なこと言いよって』と。
後々になって気づくことになるのであるが、そんな心持になっている状態はまだまだ心の余裕、体力の余裕があるのである。
本当にギリギリの状態になるウルトラマラソンにおいては、沿道からの応援を心と体のエネルギーに換えて走り切っている。
いや走り切らせていただいておるのである。
応援は人の支えになるのである。
ならばこそ、彼らに
明日、中三生として最後の試験を受ける方に
『みんなはすでに頑張ったんだ。 だから今の自分を答案に刻め!』と。
『絶対にゴールしろよ!』
私も明日 二時間近い手術に立ち向かう( `ー´)ノ