12月12日 ~奈良マラソン 感謝~
昨日 中三生に受験勉強に関して よく言われていることを さもありなん・・・てな具合にline。
『受験は個人戦。しかし受験勉強は団体戦。一人の頑張りがだれか弱った心を支えることもある・・・』と。
通常はこっぱずかしいので 表題のような書き方はしないが、今回はあまりにも多くの方々の力を借りた故に書かざるを得ない状態なのである。。
今日 12日 二年ぶり開催の奈良マラソン
練習不足はいつもの事・・・とたかをくくっていた・・・
走り出してすぐ 本当にすぐ 左ふくろはぎにミミズがはうような感覚が襲ってきた・・・
『やばーー』
それでも だましだまし走れたのは買ったばかりのランニングタイツの性能と毎回 誰か一人のランナーを「師匠」を仰ぎ ついて行ったことでもある。
一番はその方のランシャツの背中に
『(みんなで)走れる喜びと、感謝を忘れずに』
と手書きされていた。
8000人の馬と鹿だけでなく、多くのボランティアスタッフ。
感染対策を徹底して開催までもっていった大会運営委員会。
今自分がこの道を進めている現実。
師匠の背中の文字があまりにも輝いて見えた・・・
意外にも その後至極普通で予定の5分30秒ペースで20キロ通過・・・。
そこからついに一線を両足が超えてしまった・・・俗にいう『足がつった』・・・
そして自分では治せない!痛みと痙攣で道端で倒れこむ。沿道から応援のおじさんが声をかけてくれた
『つったか・・・よし いい漢方薬がるから飲みなさい・・・』
ただ今回も大会はコロナの影響で応援の方からの差し入れは厳禁。
心よりお礼を申し上げ 何とか収まるのを待って再疾走。
がすでに通常のピッチで3分弱進むとまた同じ状態の繰り返し・・・
ついに 救護所に搬送
ドクターの手当てを受けさせていただいたが 痙攣が収まることがなく 苦痛と闘うしかなかった。
ドクターの方から『棄権した方がいい・・』と・・・
その時に昨日生徒に送った言葉の意味と 神が今回の自分に与えてくれた試練を理解した。
弱い自分なので、自分で投げ出すことは嫌だ!
大会の方から 『競技中止!』と告げられるまでは続ける・・・と
それから30分あまり 救護所で治療を続けていただいた。
次の関門時間が迫る頃 お世話になったドクターや関係者にお礼を述べ競技に戻った・・・
ここから残りの5つの関門の制限時間を拡声器で聞きつつ 本当に左足を引きずりながら残り15キロ余り、時間との勝負!
絶対に自分からギブアップはしない・・・
この背中が誰かの一歩になれれば・・と
各関門 閉門まで残り5分 4分 3分・・・と残り時間は刻々と迫る
足は治る気配もない!
残り5キロ
ふと気づいたら 泣きながら走っていた・・・
『あれ こんな痛み 事故った時の痛みに比べれば・・・』
じゃあ 自分は何に泣いているのか・・・
残り3つの閉門時間 ここまで来て 投げ出すことなどできない。・・・なんてそんな自分勝手な糞ランナーに多くの声援が続く ( 声が出ているよ・・・聞こえているよ ( ;∀;) )
やってはいけないけれど 見かねた沿道からエアサロの治療
人は人によって勇気を与えられるし 与えていただいている
嬉しかったのだ
ただただうれしかったのだ
今回の大会で多くの方の力を借りた以上 最後まであがき続けてやる・・・と
ゴール閉門15時
最後1キロ 残り時間10分
多くの応援を力に変え 両足がつった状態でゴールへ這うように向かう
ゴール手前で ゲストの有森裕子さんが見かねて
『大丈夫 ゴールできるから・・・』と・・・言葉をかけていただいた。
ゴールした瞬間
ただただ夢中でガッツポーズを繰り返す自分・・・
閉門2分前
すべての大会関係者にお礼を述べさせてください。
本当にありがとうございました。
今書いている最中も 痛みは消えないが 心の栄養は満ち溢れている・・・
中学二年の冬の募集は不発であったが、もっとひどい状態の時も堀居とこの塾を続けてこれた・・・
今いる生徒を大事にし この冬で九期生を立派な受験生に仕上げてみせる。
あーーー楽しかった そしてよく泣いたな・・・<(_ _)>