期末対策終盤
期末対策もいよいよ終盤。斑鳩南、安堵も最後の直前補習を残すのみです。
今日の安堵中学二年の授業。入塾当初は英単語を覚えるだけで精一杯だったある生徒が目に見えて問題を解けるようになっています。
いろいろなミスがあっても、ちょっとした指摘で自ら間違っている箇所に気付けるようになってきています。本番でも落ち着いてミスをしないように解答できるかが問題ですが、たとえ得点に結びつかなくとも学力は確実に上がっていることがわかります。
本人も自信をもって受け答えできるようになっています。これはとても嬉しいことです。
しかし。
この生徒、とにかく忘れ物が多いのです。あながちサボっているわけではないことはわかります。完全にサボっていれば学力が上がるわけがありません。
ただ、宿題をすることを忘れたり、持ってくるのを忘れたり。
単にやる気がないのなら激怒するのですが、家庭ではとにかくのんびりしてしまって、時間的に手がつけられない教科ができてしまうといったところでしょうか。もちろんやってこなかった宿題は居残りでさせますし、覚えてこなかった暗記テストはその日中に再テストします。保護者の方にも積極的にご協力を願い、家庭でもチェックしてもらっています。
が、なかなか直らない。今日は直前にもかかわらず理科の宿題をまったくやってきませんでした。
理科担当講師の松原、「家でやるのは期待できないので、今日は追加の問題も含め全部やってかえってもらう。」と宣言。
結果予定時間を大きく延長し、当の生徒はヘロヘロになってやりきったのでした。
さすが松原。容赦ない徹底ぶりです。
これは本当に大事なことなのです。なぜなら、中学生の学力とはきめられたことはきっちりとやることができる「性格」とほぼ同じ意味だと言っていいからです。そしてそう簡単に性格は変わるわけがありません。
いいかげんなことをするとその分自分がしんどい思いをする。
きっちりとやりきれば褒められる。
この経験を繰り返すしか自律的に勉強する習慣は身につきません。
やりきるまで帰さない。当然個人ごとに能力は違いますが、その生徒の「精一杯」を引き出すことが私達の役目だと思っています。
この方針はあだち塾のどの講師もブレずに持っています。
生徒もしんどいですが僕たちもしんどいです。かなり疲労がたまっています。でも手は抜きません。生徒にも課していることですから。
テスト期間終了まであとほんの少し。生徒とともにやりきります。