感謝と授業開始
2013年04月02日
4月の授業が始まりました。
とても楽しいです。
いろいろ伝えたいことはあるのですが、試行錯誤しながらやっています。
さて、先日から前塾でアルバイトをしていて、現在は社会人になっている方々が続々とお祝いに来てくださいます。
その中でも、現在兵庫県で教師をしていらっしゃるT君が花束を持って来てくださいました。
彼は身長180センチ、体重120キロ以上の巨漢です。
とにかく口が悪い!とてもこのブログでは紹介できないほどです。体いっぱいにシモネタがつまっているような男です。
ところが。
同時に彼は毎日(驚嘆!)担任クラスの生徒たちに学級新聞を配っています。
内容も生徒一人ひとりを公平にとりたてて励ます文がびっしりです。決してタテマエだけの空疎なものではありません。学年の終わりにそれらを一冊の本にして生徒に配ったそうです。
僕にもし子供がいたら、ぜひ教えてもらいたい先生になっています。
日ごろのシモネタ大王ぶりと真剣に生徒に向き合う姿勢は相反するものですが、彼の場合見事に共存しています。
一般に裏表のある人格は信用されません。しかしこの場合の表とは人格と全く結びついていない空疎なオモテであるからでしょう。
T君は軽薄な物言いと同時に、生徒に対する深い思いが見事といっていいほど矛盾していません。
どちらも彼だし、それが彼全体のなんともいえない魅力につながっています。
こういう人を「深い」人というんじゃないかと思います。
彼が軽口の合間に、「塾で堀居や安達といっしょに生徒と接する経験ができたことは、今教師をやる上でとても役に立っている。」という言葉をもらしました。
誇りにしようと思います。