中学一年 短期終了
夏休みの後半から始まった中一短期授業も先日の土曜日で終了となりました。
しかし、つくづく机上の計画と実践とでは違うものだということを感じました。
まず彼らのことを理解するまでに数日の日数を費やしてしまったことが一番の想定外でありました。
前にも書きましたが、預った男の子たち。みんないい奴だらけでした。一生懸命授業は聞くし、授業を盛り立ててくれました。
とても一学期の通知表からは想像できない良い状態でした。
学校での授業中の集中力がいかに無いかを思い知らされたのは、授業もすでに半ば過ぎてからでした。
『こいつら、ようは本気で怒られたことが無い!
宿題はしなければならないという恐怖感がない』
これに気づいたら全ての歯車がかみ合い、さらに授業が楽しくなりました。間違いなく彼らも変わりました。
12回の授業の中で彼らは間違いなく伸びました。
英語は単語をおぼえなければならない⇒そのために書いて書いて発音して覚える。
この一見単純なサイクルを徹底できたことで後半は単語テストなど誰一人不合格にならないまでになりました。
数学では計算力の強化に主題をおきました。ただし、定期テストレベルまでに特化したこと。計算の書き方一つまで指導し、勝手な計算を認めず、時には叱りつけ 注意をうながしたこと。計算の遅い子は、とにかくあわてさせないでじっくりと待っていたこと。 (^-^)
結果、一回目の授業で学校の教科書の問題をさせておいたのですが、ミスのオンパレードの生徒達が20問~25問のお帰りテスト等では2,3問のミスまでになり、方程式の標準レベルまで、十分結果を出せるまでは伸ばせました。
が、ここからなんです。安達&堀居とも、どうにも後味が悪い・・・
二人で終了後、話し合ったのですが、これで塾からしばらく離れておいておくとまた元の状態に戻ってしまうのではないか・・・・(せっかくここまで伸ばせたのに・・・ )
でも我々二人で中学一年から三年までを預る余裕がない・・・
とジレンマの塊になってしまいました。
やはり一度預った生徒は生徒自身が『こんな塾やめたらーーー』と言わぬまでは責任もって預っていたい。まして、12回顔を合わせればそれなりに愛着がわいてしまう・・・・
本当にこの年になって、まずは考えて行動しているつもりですが、本当に実践してみないとわからないことだらけ・・・
中一のみんな。この夏から一か月よーーがんばった。もし、こんな塾でもいいなら、新中二になって塾生となって戻っておいで・・・
その時は卒業するまで面倒みるからな・・・
てな具合で本当にテスト前まで教えきれなくてごめんなさい。<(_ _)>
来年の夏、この中一の短期講座を開校することはたぶんないでしょう・・・。